歯の名前!大人と子供で違う?
岐阜市にある、けいか歯科クリニックです。
みなさんは歯の一つひとつにそれぞれ名前があることをご存知でしょうか?
そして大人の歯と子供の歯でも呼び名が違います。
「乳歯」と「永久歯」の呼び名の違いについてはほとんどの方がご存知かと思いますが、大人と子供でもひとつひとつ違いがあります。
今回はそんな歯の名前についてご紹介します。
目次
乳歯と永久歯の違いは?
乳歯はいわゆる子供の歯で、本数は全部で20本あり、エナメル質や象牙質の厚みは永久歯よりも薄いのが特徴です。
それに対して永久歯はいわゆる大人の歯で、本数は全部で32本あり、エナメル質や象牙質の厚さは乳歯の2倍近くあります。
子供と大人それぞれの歯の名前は?
・子供の歯の名前
上記図の通りですが、前歯から奥歯にかけて順番に、乳中切歯・乳側切歯・乳犬歯・第1乳臼歯・第2乳臼歯とそれぞれ名前があります。
これは上下左右で同じ歯があり、それぞれ4本づつ存在しています。
しかし、歯科医院で行う健診の際には略されて呼ばれることがほとんどなので、あまり聞きなれない名前ではないでしょうか?
歯科医院で子供の歯は下記の通りアルファベットで略されます。
・乳中切歯 → A
・乳側切歯 → B
・乳犬歯 → C
・第1乳臼歯 → D
・第2乳臼歯 → E
・大人の歯の名前
上記図の通りですが、前歯から奥歯にかけて順番に、中切歯・側切歯・犬歯・第1小臼歯・第2小臼歯・第1大臼歯・第2大臼歯・第3大臼歯とそれぞれ名前があります。
これは子供の歯同様、上下左右で同じ歯があり、それぞれ4本づつ存在しています。
また、永久歯は大きく3種類に分けることができ、「中切歯・側切歯・犬歯」を前歯(ゼンシ)と呼び、「第1小臼歯・第2小臼歯」を小臼歯(ショウキュウ)、「第1大臼歯・第2大臼歯・第3大臼歯」を大臼歯(大臼歯)と分けることができます。
こちらも歯科医院で行う健診の際には略されて呼ばれることがほとんどです。それぞれの略された呼び方は下記の通り数字で呼ばれます。
・中切歯 → 1
・側切歯 → 2
・犬歯 → 3
・第1小臼歯 → 4
・第2小臼歯 → 5
・第1大臼歯 → 6
・第2大臼歯 → 7
・第3大臼歯 → 8
まとめ
乳歯、永久歯ぐらいは知っていたかと思いますが、歯のひとつひとつに名前があり、子供と大人で名前が異なることまではあまり知られていないかもしれません。
特に健診の際には「右上1番」や「右上2番」と言った言葉を聞いて何のこと?っと思った経験のある方も多いのではないでしょうか?
そして、歯、一本一本に名前があるのと同時にそれぞれの歯には大切な役割もありますが、役割についてはまた別のブログで詳しくお話ししていきたいと思います。