矯正治療における、1期治療と2期治療について
岐阜市にある、けいか歯科クリニックです。矯正治療は1期治療と2期治療に分かれるのをご存でじでしょうか?今回は何がどう違うのか一緒に学んでいきましょう。
目次
1期治療について
1期治療とは5歳~12歳頃までに行う矯正治療のことで、小児矯正とも呼ばれます。歯並びが悪くなる原因は主に顎の幅が狭く歯の生えるスペースがないことで、乱ぐい歯となってしまうことです。特に5~7歳では歯の生え変わり時期で、専用の器具を使って生え変わるスペースをキープしやすい適正期となります。1期治療とは歯列を綺麗に整える治療ではなく、しっかりとした顎の土台を作るための治療になります。
2期治療について
2期治療とは永久歯が生え揃ってから行う矯正治療です。成人矯正とも呼ばれ、1期治療とは違いワイヤーやマウスピース型などの矯正装置を使用して歯並びを整える治療となります。永久歯が生え揃った2期治療からスタートする場合は顎が成長しきった状態になるので、顎を広げることは難しく、広げたとしてもなかなか安定しないため、抜歯にてスペースを確保して治療を行うケースが多々あります。
1期治療と2期治療に関係について
お子様の矯正を考えている方には、1期治療のみで矯正治療は完結と思われている方もいるのではないでしょうか?そうではなく、1期治療で歯の生えるスペースを確保しながらしっかりとした顎の土台作りを行い、2期治療で歯並びを整えると言う流れで矯正治療を行うことで、将来的によりきれいな歯並びを目指すことができます。そして1期治療を受けておくことで抜歯を行うリスクを減らし、2期治療からスタートする場合と比べて手間をかけず、コストも抑えて治療が行えます。
※1期治療後の2期治療スタートは場合によっては数年待つ事もあります。
まとめ
1期治療(小児矯正)と2期治療(成人矯正)では全く治療内容が異なることが分かりましたね。矯正治療は早くからやったほうがいいと言われますが、これは子供の段階でしっかりと永久歯が生えてくるスペースを確保するための土台作りができるからです。矯正治療は見た目を改善するだけではなく、虫歯や歯周病予防にも繋がります。歯並びでお悩みの方は早めに相談することをおすすめします。