岐阜市にある、けいか歯科クリニックです。

虫歯治療の際に銀歯やレジンを使わず、陶材を使用して治療を行うセラミック治療は自費診療のため費用は高額なりますが、自然な歯に近い見た目が目指せ、仕上がりは美しくなります。

その他にもメリットは様々ありますが、逆にデメリットも存在します。

ほとんどの歯科医院で提供されているセラミック治療ですが意外にもネットやSNSには「セラミックは絶対ダメ」と言う投稿は多く存在しています。

ではなぜ絶対ダメと言われているのか理由を見ていきましょう。

目次

セラミックがダメな理由とは?

セラミック治療が「絶対ダメ」と言われている理由様々あります。

もちろんセラミック以外の詰め物、被せ物であっても必ずメリットとデメリットは存在する物です。

患者さんの口腔内環境は一人ひとり違いライフスタイルも様々で、セラミック治療に満足した方もいれば後悔した方もいるはずです。

ではなぜダメと言われている見ていきましょう。

 

・壊れるリスクがある

セラミック素材の詰め物、被せ物は瞬間的な強い力に弱い特徴があり、あまりに強い力が加わると割れる可能性があります。

金属の銀歯は基本的に割れることはありませんが、石に近い素材のセラミックは耐久性が銀歯に比べれば弱く、ボクシング、空手、アメフトなど顔への衝撃のリスクがあるスポーツをされている方には不向きと言えます。

また、歯ぎしりや食いしばりの癖のある方にもあまりお勧めできません。

 

・歯の削る量が増える

虫歯治療において詰め物、被せ物が必要な場合どんな素材を使用しても歯を削ることになります。

しかし、セラミックの場合は割れるリスクを回避する目的であえて素材に厚みを持たせて制作することになり、その分多く天然の歯を削る可能性があります。

 

・セラミックだからと言って半永久的はない。

セラミックの素材自体に寿命はありませんが、使い続けているとセラミックが外れたり、割れたりすることはもちろんあります。

一般的にセラミックの詰め物、被せ物の寿命は1015年と言われており、銀歯やレジンに比べれば長持ちしますが、費用が高額なため寿命が来た時に再度同じ費用で治療を行うと考えると費用面で不安になる方も多いかもしれません。

一般的な寿命は1015年とお伝えしましたが、定期メンテナンスや適切なセルフケアをしっかり行うことで寿命は伸びる可能があり、逆に怠ることで一般的な寿命よりも短くなるケースも存在します。

 

本当にセラミックはダメなの?

このようにセラミックには様々なデメリットがありますがメリットが多いのも事実です。

そしてダメと言われていても、セラミックは世界的で見ても歯の治療では主流な素材となっています。

歯科医師がセラミック治療を進める理由は決して悪い治療を進めているのではなく、その人にとってセラミックの方がデメリットよりも大きなメリットを得られると判断しているからです。

セラミックのメリットには自然な見た目、変色しにくい、汚れが付きにくい、金属アレルギーのリスク回避、虫歯の再発リスクが低いなど様々あります。

患者さんの状況によってはセラミックの方がいいと言う場合はもちろんあり、一概にダメと決めつけずメリットとデメリットを考慮し、しっかり歯科医師と相談した上でご自身に合っているか判断することが必要です。

また、セラミック素材には様々な種類があります。

衝撃に強いジルコニアセラミックや費用を抑えたハイブリットセラミックなど、患者さんの状況に合わせて選択することも可能になっています。